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サイズ・色・帽子ブランドの種類が春夏秋冬で豊富な老舗のメンズ、レディース帽子通販専門店ライオンドウです。今回のブログは、「帽子が日焼けで色落ちや変色してしまった場合は?汚れの落とし方や染め直しや修理方法について」について書きたいと思います。
~目次~
帽子が日焼けで色落ちや変色してしまった場合は?汚れの落とし方や染め直しや修理方法について
長い間帽子をかぶっていると帽子が日焼けで色落ちしてしまったことがあると思います。特に夏場など紫外線の強い時期、汗をよくかく時期には注意が必要です。
前提として日焼けを予防する
帽子が日焼けで汚れたり色あせてしまった場合は、基本的には元に戻りません。日焼けで色落ちしたり変色する原因は主にかぶった人の汗と太陽の紫外線が化学反応をおこしたことによるものです。基本的にはまず汗が帽子に染み込まないようにこまめに汗を拭いたり、洗濯したりして予防することが重要です。紫外線や日焼けを防止するスプレーもありますので事前に吹き付けておいたり、ライナーテープという汗止めテープを貼っておいたりするのも良いでしょう。
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ライナーテープ/LINER TAPE
ライナーテープは帽子の内側にテープをつけることで汗染みを防いだり、ファンデーションを防いだりしてくれるテープです。テープ本体は洗濯できるので、清潔なままで帽子をかぶることができます。帽子を傷めないようにケアできるアイテムでもあります。フェルトハットなど洗えない帽子の下にかぶると生地をいためにくいです。
帽子の洗濯の頻度は?
帽子の洗濯の頻度は、帽子をかぶるシーンや用途、使用頻度、かぶる時間などによっても異なります。
飲食店の制帽や制服の帽子など
飲食店のアルバイトの制服であったり、作業する職場で使用する帽子というのは長時間かぶり、汗をかきやすい状況であったりするので、できることなら予備の帽子を用意し、こまめに洗うほうが衛生上良いでしょう。
普段の生活でかぶる帽子など
日々の生活で一日数時間程度、月に数回といった頻度でしたら、洗濯ではなく帽子専用のケアスプレーやアルコールスプレーなどで問題ない場合があります。こまめに洗濯する方が帽子の汗染みなどを防ぐことができますが、洗濯による帽子へのダメージもあるのでそのバランスになるかと思います。使用状況にもよりますが、特に毎日洗濯しなくても月1回~年1、2回程度の洗濯でも問題ないかと思います。帽子は洗濯されないという方もいらっしゃるかと思います。
(使用頻度が高く、汗染みや黄ばみが気になる人は、すぐ汗をかいて帽子が汚れる方は洗濯頻度は多いほうが良いと思います。)
帽子の洗濯方法、クリーニング、洗い方は?洗えない場合のお手入れ方法は?
帽子に汗染みや黄ばみができた場合の洗濯方法は?
帽子に汗染みや黄ばみができた場合の洗濯方法は、通常の洗濯洗剤でなく、下記の方法でつけおき洗いを試すととれる場合があります。汗の成分や帽子の素材、その他状況によって異なります。ご自身の判断でお試しください。
1.オキシクリーンで洗う方法
酸素系漂白剤のオキシクリーンを40度から60度のお湯に入れて20分程度つけおき洗いします。
2.重曹で洗う方法
弱アルカリ性である重曹で酸性の油汚れを中和させます。40度前後のお湯に入れてつけおき洗いします。重曹だけでは汚れが落ちにくいので、お酢やクエン酸を混ぜると効果的な場合があります。
3.セスキ炭酸ソーダを直接吹きかける方法
セスキ炭酸ソーダを水に溶かして、直接汗染みや黄ばみのある個所にキリなどで吹き付けます。セスキ炭酸ソーダを使用する場合、つけ置きする必要はありませんが、汚れがひどい場合はつけおき洗いしてください。
4.ベンジンをつける方法
上記の方法を試してみても汚れ落ちの効果が得られない場合は、ベンジンを汗染みや黄ばみの箇所につけてみる方法があります。特にファンデーションや口紅などの化粧品や、油性のボールペンなど「油性の汚れ」を落とすときに効果があります。こちらはガソリンの一種で石油のような臭いがするので、臭いの苦手な人にはおすすめ致しません。また帽子によっては帽子を傷めてしまう場合もあるので注意しましょう。ご使用される際は火気厳禁になります。
帽子の色をスプレーで染め直しして復活させる(黒色)
黒色の帽子が紫外線で色あせてしまっり茶色や黄色に変色してしまった場合は黒色の衣料用スプレーなどで補修、着色すると良い場合があります。黒以外の場合はダイロンなどの染料で染める方法の方がおすすめです。
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必要なもの:
- 布用染料または染色スプレー(帽子の素材に対応したものを選ぶ)
- 筆やスポンジ(均一に塗るため)
- マスキングテープ(ロゴや装飾部分を保護するため)
手順:
- 帽子を清潔にする:
- 汚れや油分を取り除き、染料がしっかり定着するようにします。
- 染色部分の保護:
- ロゴや不要な部分にはマスキングテープを貼って保護します。
- 染料を塗布:
- 布用染料を使用し、薄く均一に塗ります。染色スプレーの場合は、帽子全体にまんべんなく吹き付けます。
- 乾燥:
- 通気性の良い場所で自然乾燥させます。
- 仕上げ:
- 必要に応じて2度塗りし、色ムラをなくします。
帽子全体を染料で染め直して修理
綿、麻、レーヨン、ウール、シルク、ナイロン、塩化ビニールなどの素材であればダイロンという染料で染めることができます。ポリエステル、アクリル、撥水加工などの加工繊維は染めることができないので注意してください。カラーバリエーションが豊富なので黒以外の色も染めることができます。仕上がりは帽子の素材やかたちによるので難しい部分はあります。
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必要なもの:
- バケツや洗面器
- 布用染料
- ゴム手袋
手順:
- 染料を溶かす:
- 説明書に従って、染料を水に溶かします。
- 帽子を浸ける:
- 帽子を液に完全に浸し、均一に染まるように時々動かします。
- 染色後の処理:
- しっかりすすいだ後、乾かします。乾燥時に形を整えるのを忘れないでください。
シールやステッカー跡の色落ちや変色の場合はどうする?
帽子にシールやステッカーが貼ってあった後の色落ちや変色した場合も基本的には全体的な染め直しが必要となります。色落ちしてしまった帽子は基本的には元に戻りません。







