帽子のサイズについて
帽子には服や靴などのようにサイズがあります。サイズはS、M、Lなどのようにサイズ展開がありますし(帽子によっては1cm刻みでサイズ展開があるものもあります)、人によってその大きさも様々です。性別や体格でひとくくりにすることもできません。身長が高く小顔で頭のサイズも小さい人もいれば、その逆もあったりと本当に様々です。まずはどういったサイズが基準でどういったものが自分に合うのかを調べてみましょう。
帽子のサイズの主な基準はMサイズ(57.5cm~58cm)である
現在で日本の帽子メーカーが最も多く採用している基準はMサイズで57.5cmもしくは58cmです。女性はやや小さく(56cm程度)、男性はやや大きいこと(59cm程度)もありますが、男女ともに58cm程度が一番ボリュームゾーンとなっていて全体的に多いサイズ感となっています。
※メーカーによって多少の差がございます。
例えば同じMサイズでも各メーカーによって基準がことなるために、56cmがMサイズであったり、57,5cmがMサイズであったりします。当店ではcm表記をベースに統一した基準でご判断頂けるように致しております。
当店では基本的に下記の通りに計測致しております。
頭周り=計測器で測ったものと実際にかぶったときの感覚から。
縦×横×高さ=平置きして帽子の一番端から端の長さ。
(中にクッションを入れてトップを膨らませた状態で測ります。)
つば=帽子を裏返したときの額にあたる部分から直線状のつばの先まで。
(一番長い箇所を計測します。)
帽子のサイズの種類
SSサイズ(54cm~55.5cmくらい)
Sサイズ(55.5cm~56cmくらい)
Mサイズ(56cm~57.5cm,くらい)※成人女性で一般的に多いとされるサイズです。
Lサイズ(57.5cm~59cmくらい)※成人男性で一般的に多いとされるサイズです。
2L・LL・XLサイズ(59cm~60.5cmくらい)※一般的に市販の帽子が入らないサイズです。
3Lサイズ(60.5cm〜62cmくらい)
4Lサイズ(62cm〜63.5cmくらい)
5Lサイズ(63.5cm〜65cmくらい)
年齢による頭のサイズの違い・平均の目安の一覧
帽子のサイズは足のサイズと同じように人それぞれです。身長が高いのに頭のサイズが小さい方もいらっしゃいますし、身長が低いのに頭のサイズが大きい人もいらっしゃいます。男女の差も特になく、人によって違います。また年代や髪の量によっても異なります。下記はあくまで目安としてご参考下さい。
成人男性(紳士)・女性で一番多いとされるサイズ 56cm~59cm(MまたはLサイズ)
高校生や中学生で多いサイズ 54cm~57cm(SまたはMサイズ)
中学生や小学生高学年で多いサイズ 53cm~56cm(SSサイズまたはSサイズ)
小学生低学年で多いサイズ 52cm~54cm(キッズ・ジュニアサイズ)
幼稚園・保育園で多いサイズ 50cm~52cm(幼児・子供用サイズ)
2・3歳で多いサイズ 48cm~50cm(幼児・子供用サイズ)
1才以下(新生児・赤ちゃん)で多いサイズ 46cm~48cm(ベビーサイズ)
背の高さや体格と帽子のサイズの関係性について
特にプレゼントやギフトで贈り先の相手の帽子のサイズを選ばれるときに、背の高さや体格などで選ばれる方がいらっしゃいますが、そういった場合はなるべくサイズはきちんと把握されるかフリーサイズのものをお選び頂く方が良いと思われます。背の高さや体格と頭の大きさはある程度相関性はありますが、背の高い人でも小顔の人や手の平や足の大きさが小さい方もいらっしゃいますので、あくまで頭のサイズ(帽子のサイズ)は独立して考えた方が良いと思われます。
海外での帽子のサイズについて
アメリカ(US)やイギリス(UK)、イタリア、フランスなどのヨーロッパなどで帽子のサイズは異なります。海外では日本と異なり、単位はインチを採用している場合が多いからです。また西洋人と東洋人の頭のかたちは異なるために、西洋の規格の帽子だと同じサイズでも小さく感じることがあります。(特にフェルトハットなど。西洋人は主に上から頭を見ると卵型で奥行きがあるのに対して、東洋人は鉢が張っていて上から頭を見ると丸に近い構造をしているためです)
ニューエラの平均サイズやサイズ感について
ここで日本でも馴染みの深いニューエラ(NEW ERA)のサイズを紹介します。ニューエラのサイズ表記はインチ表記になります。
7(55.8cm), 7 1/8(56,8cm), 7 1/4(57.7cm), 7 3/8(58.7cm) , 7 1/2(59.6cm), 7 5/8(60.6cm), 7 3/4(61.5cm), 7 7/8(62.5cm), 8(63.5cm)
一般的な市販の帽子が58cm程度ですので、通常の市販の帽子に近いのは7 1/4(57.7cm)か 7 3/8(58.7cm) になります。
男性に人気のサイズは7 3/8(58.7cm) 、女性に人気なのは7 1/4(57.7cm)になります。
大きいサイズでなければ入らない、野球帽の後ろのサイズをゆるめてかぶるという方には 7 5/8(60.6cm)あたりが人気です。
アジャスターをゆるめてもかぶれないという方には7 7/8(62.5cm)以上がおすすめとなってきます。
自分にあったサイズの選び方について
帽子のサイズの選び方(ひとつのアドバイスとして)
各メーカーによってサイズ感は異なりますが、市販の帽子のサイズで多いものは57.5cmになります。(多くのメーカーが57.5cmまたは58cmをMサイズの基準として採用しています)
市販の帽子で入らない場合はLサイズやLLサイズを検討すると良いでしょう。(入るけれどきついといった場合はLサイズ程度、帽子が途中でとまる、かぶっても浮いたようになるのはLLサイズ以上になります)市販の帽子が大きすぎる場合(指が1本入る程度)はSサイズなどを検討した方がよいでしょう。
市販のものでフリーサイズと記述があるものも全てのサイズをカバーすることは難しい(アジャスターがついてサイズ調整ができるものでも一般的には3cmくらいの幅)ので、自分のサイズに合うかどうか注意が必要です。(最近はゴムやサイズ調整テープなどがついているものがあるので以前にくらべると調整できる帽子は増えてはいます。)またサイズ感だけでなく帽子の高さや深さも選ぶ基準のひとつです。
参考
サイズ選びの際の大きさの目安
上記のように、市販の帽子(約58cm程度)よりどのくらい大きいか小さいかを調べる目安として、下記を参考にしてください。(あくまでサイズ選びの目安です)
・指が2本以上入るくらい帽子が大きい→2サイズ(3cm以上)帽子が大きいと考えられます。→55cm程度
・ひとさし指が第2関節まで入るくらい帽子が大きい→2cm程度帽子が大きいと考えられます。→56cm程度
・ひとさし指が第1関節まで入るくらい帽子が大きい→1cm程度帽子が大きいと考えられます。→57cm程度
・帽子をかぶれるがぴったりしてきつく感じる→1cm程度帽子が小さいと考えられます。→59cm程度
・帽子をかぶると浮いたようになって最後までかぶれない→2,3cm程度帽子が小さいと考えられます。→60cm以上
頭のサイズの測り方について
基本の帽子の測り方は巻き尺かメジャーで。
巻尺かメジャーを用意し、頭周りを測ります。(実際に帽子をかぶるラインで測ります。)
おでこの一番出ている部分から耳の上を通り、後頭部の一番出ている部分を測るのが一般的です。
ピッタリでかぶるならジャストサイズですが、余裕をみて0.5cmくらいプラスしたサイズを探すと良いです。ここで注意すべきは髪のボリュームを考慮することです。きっちりと測ろうとしすぎて、髪の毛を押さえつけて測ってしまうと後でかぶった時に締め付け感を感じることがあります。ややふんわりと測るか、押さえつけて測った後に1cmくらいプラスした数字が適したサイズになります。
またあみだかぶり(後方にずらしてかぶる)をする場合はひとまわり大きいサイズを選んでもいいかもしれません。
参考
巻き尺やメジャーがない場合はひもなどで代用を。
巻尺がない場合はヒモなどで頭1周の長さに印をつけ、それを定規などで測ります。詳しくわからない場合は帽子の専門店で聞いてみると良いでしょう。
帽子のサイズの調整・直し方
帽子をかぶってみてゆるい、グスグスする、指が入るなどの場合はサイズが大きい可能性があります。またぴったりとして頭が締め付けられる場合はサイズが小さい可能性があります。
帽子のサイズが大きい場合(頭が小さい場合)
帽子のサイズが大きい場合には帽子の型にもよりますが、1cmくらいであればサイズ調整テープや汗取り用のライナーテープなどを入れることによって大きさを縮めることも可能です。簡単なもので代用するなら100円ショップの隙間テープ(窓などの隙間を防ぐテープ)などをスベリと言われる内側のテープ部分の裏側に入れるとサイズ調節ができます。
帽子のサイズが小さい場合(頭が大きい場合)
帽子のサイズが小さい場合には帽子のストレッチャーといわれる拡張器で広げて大きくすることもできます。(帽子にもよりますが、約1cmくらいまで)それ以上の場合には帽子のサイズ直しをする必要があります。(場合によっては一度帽子を解体する必要があります。)
人気のある帽子の種類
帽子には多くの種類があります。その中でも人気のある帽子の種類について紹介します。
キャップ
ハット
この商品の取り扱いは現在休止しております。(商品ID:792)
ニット帽
ハンチング帽
キャスケット
ベレー帽