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サイズ・色・帽子ブランドの種類が春夏秋冬で豊富な老舗のメンズ、レディース帽子通販専門店ライオンドウです。今回のブログは、「ニット帽・ニットキャップとは?種類とその名前、かぶり方、収納について」について書きたいと思います。
~目次~
ニット帽・ニットキャップとは?
ニット帽とは、ニット生地で編んだ帽子のことです。ニットキャップやニットワッチ、ビーニーなどと名前はいろいろな名称で呼ばれることも多いです。近年はツバのついたツバ付きニットなどニット帽から派生した帽子も多く、明確な定義や境界線はなくなってきています。
一般的には、ニット帽というと毛糸で編んだ秋冬物のアイテムをイメージしてしまいますが、最近では麻の素材を使用した春夏物のニット帽も登場しています。綿素材であればオールシーズン通してかぶれるものも多いです。
ニット帽はニット素材で伸縮性が高いために、サイズ感は大きいサイズの方から小さいサイズの方まである程度かぶることができる幅があります。シンプルなものであればメンズ・レディースともに関係なく、年齢も問わないので、プレゼントにもちょうど良い帽子だと言えるでしょう。

ニット帽のタイプ別による種類とその名前について
ニット帽を帽子のかたちで分類すると次のようなものになってきます。
シングルニット帽(折り返しのないタイプ)
一般的に折り返しのないタイプのニット帽を指します。ビーニーなどの名前や名称でも呼ばれます。豆(bean)のようなかたちが名前の由来です。シンプルなのでジョギングやランニングなどのスポーツをする際などにも適したかたちです。
ダブルニット帽(折り返しのあるタイプ)
一般的に折り返しのあるタイプのニット帽を指します。ワッチなどの名前や名称でも呼ばれます。見張りや監視役がかぶっていたこと(WATCH=見る)が名前の由来です。すそに折り返しがあるためにホールド感が強く安定したかぶりになります。

パイロットタイプ(耳当てのついたタイプ)

防寒タイプの耳当て付きニット帽を指します。イヤーフラップニットキャップ、イヤーニットキャップ、イヤーワッチニットなどの名前や名称で呼ばれます。本来のかたちや素材と少し異なりますがまれに飛行帽やフライトワッチのような呼び方をされる場合もあります。
正ちゃん帽(ポンポン・ボンボンのついたタイプ)
トップにポンポンやボンボンのついたタイプのニット帽。

ニット帽の機能や性質による種類について
それぞれ目的にあった専用のニット帽というのは特に決まっていません。しかしながらニット帽の機能や性質によってかぶるシーンを選ぶ基準を紹介したいと思います。
スポーツのためのニット帽その1(ランニング・ジョギング・マラソン・サッカー、フットサル、ダンスなど)
ランニングなどのスポーツには速乾性のある機能的なニット帽をおすすめしたいと思います。通気性が高く、蒸れないニット帽を選ぶとよいでしょう。最近はクールマックス、アウトラストなど高機能な素材の糸を使用したニット帽がたくさん出ています。汗をよくかくと思われるので、比較的薄めで、洗濯できるものがよいと思います。
スポーツのためのニット帽その2(登山や山登り、ウォーキング、トレッキング、アウトドア、ゴルフ、自転車など)
ランニングほどの体を動かすものではないが、それなりに体を動かすもの、またやや防寒としての機能を求める登山などのスポーツであれば、やや厚手のものを使用したほうがよいでしょう。汗はかいてしまうので、やはり吸湿速乾性のあるものなどを使用したいと思います。ドラロンなどの機能性のある素材を使ったニット帽であれば吸湿速乾性と防寒性もあるのでおすすめしたいです。
スポーツのためのニット帽その3(スキー、スノーボード、冬場の釣り・フィッシングなど)
とにかく寒い冬にや雪などのあるスキー、スノボなどのウインタースポーツをする場合は防寒のためのニットを一番に考えたいです。とにかく厚手のものや、あたたかいものを使用したいところです。防寒のために考えられた保温性の高いニット帽も出ています。アクリルやウールといった素材が入っているものを中心に選びたいです。耳当て付きのものもおすすめです。
医療用のためのニット帽(ガンなどの病気、通院・入院など)
抗がん剤の使用による抜け毛などの場合、医療用としてニット帽をかぶることがあります。室内でずっとかぶるものなので、やや薄手のものを使用したり、通気性のよいものが選ぶ基準となってくると思われます。毎日かぶるものなので、洗濯できるものを選ぶほうがよいでしょう。また敏感な肌の方にはオーガニックコットンや麻素材のものなどがおすすめであります。
ニット帽とビーニーとワッチの違いについて
ニット帽とビーニーとワッチの違いは明確にはありませんが、ニット帽はニット(編み物)である帽子の総称で、ビーニーは折り返しのないニット帽、ワッチは折り返しのあるニット帽といった違いがあります。ビーニーは英語でビーン(=豆)に似たフチなしの帽子という定義です。ニット帽は英語でニット(=編まれた)帽子という定義で、ワッチはもともとが英語でウォッチ(=見る)という語源からきていて、見張り役のものがつける帽子のことを示していました。それぞれ由来は異なりますが、結果として同じようなものを指すこととなりました。
ニット帽の夏用と冬用の違いについて
ニット帽の夏用と冬用の違いについては、主に素材と分厚さにあります。ニット帽の素材がコットンとアクリルの違いのように、夏用は通気性の良い綿や麻素材が用いられることが多く、冬用はアクリルやウールのような暖かい素材を用いられることが多いです。ニット帽のコットンとアクリルは、アクリルの方が伸縮性が高いといった違いもあります。
ニット帽が似合わない人の選び方やかぶり方について
顔のかたちや輪郭にあったニット帽を選ぶ
ニット帽が似合わないという意見もまれにありますが、これはニット帽のふちの折り返し部分が影響していたりします。エラが張った四角顔やホームベース顔の人、顔の大きい人であれば、折り返しのあるニット帽や素材の分厚いニット帽を選んだほうがいいでしょう。ニット生地が薄いと顔の輪郭が目立ってしまうためです。 逆に顔が逆三角形型の人など小顔の場合はサイズの大きなニット帽であったり、ダボダボした分厚いニット帽であれば、顔がニット帽に負けてしまい、貧相な感じになってしまうので避けたほうが良いです。
かぶり方を意識する
ニット帽は深くかぶったり、浅くかぶったりとかぶり方によってイメージがことなります。また前髪を出したり、ニット帽の中に入れてしまうことによっても印象が異なります。そのときのコーディネート全体のバランスやシーンによってかぶりわけることで、似合う似合わないが出てくるので気をつけましょう。
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ニット帽の洗濯の仕方、洗い方について
ニット帽は洗濯の表記があるものについては洗濯ができます。洗濯機は使用せずに、手洗いすることが望ましいでしょう。ニット生地が伸びてしまったりするのを避けるためです。洗えないニット帽についてはアンチバクテリアスプレーやアルコールスプレーでケアすると良いでしょう。
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ニット帽の収納や保管方法について
ニット帽の収納や保管方法は、伸びたりしないように気を付けて収納や保管をしましょう。フックなどでニット帽をどこかに吊り下げておくなどはせずに、風通しの良い場所で平置きしておくのが良いと思われます。長時間にわたり少ない箇所に圧力がかかると型崩れがおきてしまいます。また湿気などがこもらないように風通しの良い直射日光の当たらない場所に収納や保管するのが良いでしょう。
ニット帽のヘアアレンジやコーディネートについて
ニット帽はロングヘアの場合は、そのままかぶっても問題ないですが、ショートヘアの場合は毛先などに注意しましょう。ショートヘアのほうが毛先が目立つために、ヘアアレンジに手をかけたいところです。メンズであればかぶるだけで「らしさ」が出るので、わりと使えるアイテムかと思います。ニット帽であればある程度室内でもかぶりっぱなしでいられるのも便利なところです。 ニット帽もハットのようにかぶるだけでおしゃれコーディネートのアクセントになります。寝ぐせ対策などの後ろ向きな使用方法だけでなく、コーディネートの差し色としても使えるので積極的に使っていきたいアイテムです。




